飛び出す絵本「ウルトラ大行進 怪獣オンパレード」Part.9

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★登場している怪獣の紹介

P.1、2で登場

  • ぺスター(オイル怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   東京近郊

身長   50メートル

       横幅80メートル

体重   2万5千トン

特徴   海と陸であばれる、コウモリに似た油を食べる怪獣。体内がオイルタンクになっていて、食べたオイルを青い怪光線にかえて、口から炎を吐き、ビルや船を焼きつくす。

登場作品 ウルトラマン

生れ   伊豆半島(詳しくは伊和見山の井戸)

身長   40メートル(45メートルという設定場面もある)

体重   4万トン

特徴   電気を吸って生きている。電気を吸っていないときには姿が見えない。あた    

     まの角の間から強力な破壊光線を出して、敵を倒す。ウルトラマンのスペシ 

     ウム光線には弱い。最大の武器といわれる頭の角(触覚)で放つ破壊光線

     (電撃)は、意外に効き目がないようで、せいぜい人間を気絶させる程度の

     能力しかない。当然だが、ウルトラマンには、まったく効かない。一説によ

     るとネロンガは、江戸時代にすでに生まれていたが、武士に切られて一度死

     んだことがあるというエピソードを抱えている。

  • バンデラー(快星獣)

登場作品 キャプテンウルトラ

生れ   バンデル星

身長   40メートル

体重   2万5千トン

特徴   バンデル星人が太陽系に送り込んだ怪獣。球体に変形して移動ができる移動

     要塞ロボットである。バンデラーは、バンデル星人に操縦されて活動する怪

     獣で目から破壊光線を発して武器としている。別の場面では改造バンドラー

     として再登場している。

  • ベル星人(音波怪人)

登場作品 ウルトラセブン

生れ   ベル星

身長   60メートル

体重   1万8千トン

特徴   地球の大気圏内に地上と同じような擬似空間をつくり、入ってきた人間をと

     らえてしまう。このなかには、宇宙グモンガなどの生物が住んでいる奇妙な

     空間が存在する。また、ベル星人は、不思議な電波を出して人間の脳波を狂

     わせる能力を持っている。ウルトラセブンとの戦いでは、その不思議な電波

     を出して善戦するがスパイラル光線で倒されてしまう。

P.3、4で登場

  • 恐竜戦車(ロボット怪獣)

登場作品 ウルトラセブン

生れ   キル星

身長   60メートル

体重   7万トン

特徴   恐竜戦車は、キル星人が製作して操っている。戦車の上に恐竜が乗ったよう

     な不思議な形をしたロボット怪獣だ。口は火炎放射器の役目。目から破壊光

     線を出す。尾の力は強力。身体能力の高い怪獣である。

  • ピーター(深海怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   フィリッピン沖の深海

身長   20センチ~30メートル

体重   500グラム~1万5千トン

特徴   学名がついている珍しい怪獣である。その学名はアリゲートータス。名前か

     ら判断するとワニとカメの合体か、と想像させるが巨大化したときの姿は、

     まったく違った姿だ。深海に生息し、気圧や水圧の変化で体の大きさを変え   

     ることができる。予知能力を持つが、これといった武器は持っていない。

登場作品 ウルトラマン

生れ   中近東・バラージ

身長   40メートル

体重   2万トン

特徴   一対の角のような大あごを持っていてアリジゴクのような怪獣。砂漠にすり

     鉢の巣を持っている。大あごの間から磁力光線を発射して飛行機を落とし、

     人間を食べるという習性をもっているため、人間にとってとても怖い存在で

     ある。スペシウム光線を防ぐ甲殻と飛行機を墜落させ、ウルトラマンも退け

     るという強力な磁力光線を武器としている。

  • ゴルゴス(岩石怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   富士山麓

身長   40メートル

体重   10万トン

特徴   宇宙から降ってきた岩石が集まり合体して誕生した怪獣。核を中心に岩石が

     集まるため、破壊されても再生することができる。しかし、核が破壊される

     と再生能力は失ってしまう。口から熱いガスを吐き、硬く重いからだを武器

     として戦う怪獣である。

P.5、6に登場

登場作品 ウルトラマン

生れ   鎌倉

身長   40メートル

体重   2万トン

特徴   鎌倉の土地開発に怒って出現。全身が溶鉱炉のように、皮膚から光線を発し

     て敵を倒す。マグマをエネルギーにしているのだ。手の熱だけでも十万度を

     こえ、触れたものは一瞬の間に溶けてしまう。凍結光線と、スペシウム光線

     には弱い。熱海の盛土により事件を起こした土地開発業者にも光線を話して

     ほしい怪獣。

P.7、8に登場

登場作品 ウルトラマン

生れ   ネス湖(イギリス)・北山湖(佐賀県?)

身長   45メートル

体重   3万トン

特徴   ネス湖から持ち帰った卵を、北山湖で15年間飼育したところ巨大な生物に

     成長してしまった。首の周りにえりまきを付けた怪獣で、口から百万ボルト

     の破壊光線を発射し、尻尾で敵を飛ばしてしまう。ゴジラに、えりまきを付

     けたのではないかといわれている怪獣である。

登場作品 ウルトラマン

生れ   太田山金鉱

身長   65メートル

体重   6万トン

特徴   金の埋蔵量日本一といわれる太田山金鉱からあらわれた二匹の怪獣。金鉱石  

     が好物で体は金色でおおわれている。

     地底を猛スピードで進むことができるので、地底での退治は不可能だと言わ   

     れていたが、地上に出てきたところを科学特捜隊のコロナ弾とスーパーガン   

     で倒されてしまった。生き残ったもう一匹も、地上に出たところをウルトラ 

     マンのスペシュウム光線で倒されてしまう。

     死体から出てきた金は、金鉱の町に寄付されたということだ。ゴルドンを飼 

     育して金鉱の探索に利用すれば、日本経済の発展に活用できるのだ。

  • モングラー(地底怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   東京近郊・伊佐山(茨城県?)

身長   50メートル

体重   2万トン

特徴   モグラローヤルゼリーの数百倍の効力を持つ「ハニーゼリオン」を食べて 

     巨大化した怪獣。地上へ出たところ自衛隊に攻撃され、あわてて地下に逃げ 

     込んだが、マグマ層に衝突し死んでしまった。

登場作品 ウルトラマン

生れ   伊勢湾沖の海底

身長   35メートル

体重   1万5千トン(1万トン)

特徴   海に生息する両生類と哺乳類を合わせたような怪獣。真珠を主食としている 

     ので、真珠の産地を襲って真珠価格の高騰を招いてしまう。武器は、高温の  

     潮を吹き出して敵を攻撃すること。ネーミングは、両生類のガマガエルと哺 

     乳類のクジラを合わせて付けられたようだ。

  • ドラコ(彗星怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   彗星ツイフォン

身長   45メートル

体重   2万トン

特徴   彗星ツイフォンが地球に接近したときに地球にやってきた怪獣。頭に角を持 

     っていて大きな翼で飛行することができる。

     武器は、両手のカマ。ウルトラマンと戦う前にレットキングに倒されてしま  

     った。

登場作品 ウルトラマン

生れ   地下4万メートル、大岩山

身長   60メートル

体重   4万8千トン

特徴   ドリルのような口と硬いツメで地底を掘り進むことができる。太陽の光に弱 

     い。地底人にあやつられ夜の東京を破壊してしまう。

登場作品 ウルトラマン

生れ   宇宙線研究所付近の土管置き場

身長   (A)30メートル、(B)60メートル

体重   (A)2万トン、(B)4万トン

特徴   男の子が土管に描いた怪獣の絵が宇宙からの光線に当たり、本物の怪獣とし 

     て現われたのがガバドン宇宙線のエネルギーが弱まる夜になると、元の絵 

     に戻る。

     テレビ放映の中では区別されていないが、最初に登場した白い方の怪獣をガ 

     バドン(A)と呼び、怪獣らしいものの方をガバドン(B)と呼ばれてい 

     る。

     この本に出てくるのは、ガバドン(B)の方である。寝てばかりいる怪獣な 

     のだ。いびきがひどいので科学捜査隊から攻撃されることになった。しか

     し、子供たちの「攻撃しないで」という願いのため、ウルトラマンは宇宙に     

     運び出し星にすることにした。そのため、七夕の日にガバトン星座として夜    

     空に現われるようになった。子供の描いた絵が怪獣になるという、夢のよう

     な話から生まれた怪獣だ。

  • ギャンコ(脳波怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   東京近郊(宇宙から飛来した)

身長   2.2~50メートル

体重   60キログラム~6万トン

特徴   宇宙から飛んできた石。この石は、近くにいた人間の脳波を受けてその人が

     思ったモノに変化させるものだ。悪い人間が石に対して怪獣になるよう願っ

     たため生まれた怪獣である。その姿は、不思議な姿が多い怪獣のなかでも  

     秀逸である。特に回転する金属製の耳、カラフルなお腹に驚かされる。

     戦法もだまし討ちや腕を振り回して殴りかかるなど怪獣らしくないものばか

     りだ。ウルトラマンも、その攻撃に合わせて「くすぐり」「水掛け」など茶

     目っ気たっぷりの反撃をする。最後は、石になったところで宇宙に戻されて

     しまう。

登場作品 ウルトラマン

生れ   奥多摩・鬼の台丘陵

身長   30メートル

体重   2万5千トン

特徴   ミイラ人間の叫びによって出現した怪獣でミイラ人間のテレパシーによって

     動かされている。ミイラ人間を殺した人間たちに復讐するために出現した怪

     獣である。眼から出される光線と口から出される黒煙が武器。最後は、ウル

     トラマンのスペシウム光線で破れてしまう。

  • ゴメス(古代怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   東海弾丸道路・第三工区

身長   10メートル(大怪獣バトルでは40メートルに)

体重   3万トン

特徴   特撮テレビ番組「ウルトラQ」でウルトラ怪獣の第一号として登場した記念

     すべき怪獣である。原始哺乳類で獰猛な怪獣。工事現場で原始怪鳥リトラと

     戦ったが敗れてしまう。

  • ゴーガ(貝獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   西アジア・アープ国またはアランカ帝国

身長   20メートル

体重   2万トン

特徴   博物館から盗まれた「ゴーガ像」が東京に持ち込まれレントゲン撮影をした 

     ときの放射能で怪獣として蘇ってしまった。

     カタツムリかサザエの貝のような姿をしている。貝のお尻のとがったところ 

     をドリルのように回転させて、地中にもぐりこむことができる。眼から溶解

     光線を放って攻撃する。火に弱く最後は、火炎放射器で倒されてしまう。

  • ウー(伝説怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   新潟県・飯田山

身長   40メートル

体重   ゼロ

特徴   飯田山に伝わる伝説の怪獣。飯田山にすむ「ユキ」という少女とウーはお互

     いに、かばいあい助け合う仲だった。200メートルの強い風を起こし大雪

     を降らし、相手を凍らせてしまう。体重が「0(ゼロ)」という不思議な怪

     獣。

登場作品 ウルトラマン

生れ   3億5千年前の地球

身長   60メートル

体重   2万トン

特徴   工事現場で見つかった青いカプセルから出現した怪獣。もう一方の赤いカプ

     セルから出現した怪獣は「バニラ」だ。二頭は三億五千年前に生息していた

     怪獣同士だが、激しい戦いを始めてしまった。

     アボラスは、あらゆるモノを溶かしてしまう泡でバニラを溶かしてしまう。

      しかしアポラスは、ウルトラマンのスペシウ光線を受けて爆死してしまう。

  • ペキラ(冷凍怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   南極

身長   40メートル(50メートル?)

体重   2万トン(3万トン?)

特徴   核実験の放射能の影響でペンギンが突然変異して、ペギラが生まれた。

     黒煙を吐きながら飛行することができる。武器は、口からマイナス130度の

     冷却光線を吐くこと。その際に反重力現象が生じ、あらゆる物が巻き上がっ

     てしまうことになる。

  • ギガス(冷凍怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   日本アルプス

身長   40メートル

体重   1万5千トン

特徴   彗星の接近で刺激を受けて目を覚ました怪獣。ペギラのように冷却光線を出

     すわけではなく、単に雪を巻き上げて、敵の目をくらませ怪力で敵を倒す戦

     法を取る。しかし、怪獣にしては弱々しい。

  • ナメゴン(火星怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   火星

身長   30メートル

体重   1万トン

特徴   火星に打ち上げた探査機がとつぜん地球に戻ってきてしまった。探査機の中 

     には、卵が乗っていてその卵が孵化しナメゴンに成長した。ナメゴンは、ナ

     メクジと同じように塩水で解けてしまうようだ。

  • トドラ(四次元怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   空中の四次元空間

身長   30メートル

体重   2万5千トン

特徴   トドラという名前からトドをイメージするが、実際の姿はアザラシに似てい

     る。上空にあらわれた四次元空間に棲み、飛行機を異次元空間の暗い雲のな

     かに誘い込み人間を襲う怪獣である。

登場作品 ウルトラマン

生れ   大室山

身長   35メートル

体重   1万トン

特徴   サンショウウオがモデルといわれる怪獣。武器は、口から有毒ガスを吐き、

     二股に分かれた尻尾から破壊光線を出すことができる。

     ウルトラマンスペシウム光線に耐えて、科学捜査隊をてこずらすが、最後

     は、ウルトラ警備隊がケムラーの背中の急所をめがけマッド・バズーガで攻

     撃して爆死させた。

  登場作品 ウルトラマン

生れ   伊豆半島(詳しくは伊和見山の井戸)

身長   40メートル(45メートルという設定場面もある)

体重   4万トン

特徴   電気を吸って生きている。電気を吸っていないときには姿が見えない。

     あたまの角の間から強力な破壊光線を出して、敵を倒す。ウルトラマンのス

     ペシウム光線には弱い。最大の武器といわれる頭の角(触覚)で放つ破壊光

     線(電撃)は、意外に効き目がないようで、せいぜい人間を気絶させる程度

     の能力しかない。当然だが、ウルトラマンには、まったく効かない。

     一説によるとネロンガは、江戸時代にすでに生まれていたが、武士に切られ

     て一度死んだことがあるというエピソードを抱えている。

P.9、10に登場

登場作品 ウルトラマン

生れ   南米ブラジル

身長   60メートル

体重   1万トン

特徴   おなかに魚のうろこがあり、背中と胸に毒をもつ針がある。口からは発条光 

     線を出して大あばれする。海を泳ぐときは、マッハ2の怪速力を出して豪快

     に泳ぐことができる怪獣だ。

  • レットキング(どくろ怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   太平洋多々良島

身長   45メートル

体重   2万トン

特徴   顔がどくろに似ていて、腕力はウルトラ怪獣の中で一番強い怪獣。ダイナマ

     イトのような破壊力を持っている。怪力だが、何とかの一つ覚えで岩を投げ    

     ることが大好きだ。その岩に当たって被害にあったのがピグモンである。

     ウルトラマンスペシウム光線が大の苦手だ。

登場作品 ウルトラマン

生れ   太平洋多々良島

身長   1メートル

体重   10キロ

特徴   人間に厚意を示す怪獣。知能は小学二年生ぐらい。人間に味方するかわいい

     ペット怪獣。すばやい動きが特徴である。外見がガラモンに似ているため、

     ガラモンの子供のように誤解している人もいるが、それを裏付ける情報は見

     つからない。レットキングの投げた石に当たったことがある。

登場作品 ウルトラQ

生れ   東京近郷

身長   2メートル

体重   200キロ

特徴   怪獣に興味のない大人のあいだでもカネゴンの認知度は非常に高い。がま口

     が頭になっているユニークな姿と「ガマゴン」というネーミングが知名度を 

     上げている。

     お金が好物のカネゴンは、常にお金を食べていないと死んでしまうという設

     定になっている。お金が大好きな少年がカネゴンの繭に吸い込まれてカネゴ

     ンに変身してしまう。

     カネゴンの主食は、硬貨とお札。毎日3,510円食べないと死んでしま

     う。食べた金額は、胸のレジスターのカウンターに表示されるようになって

      いる。歴代の怪獣の中でも抜群の人気を誇っている。