飛び出す絵本「怪獣大決戦」Part.9

★「怪獣大決戦」の面白情報箱②

★登場しているヒーローの味方の紹介

ウィンダム(正式にはウインダム。イは大文字)(カプセル怪獣

登場作品 ウルトラセブン

生れ   M78星雲メタル星

身長   ミクロ~40メートル

体重   0~2万トン

特徴   モロボシ・ダンが使うカプセル怪獣1体。普段はモロボシ・ダンがケースに入れて携帯するカプセルに収められており、ダンがそれを投げると巨大化する。ダンがセブンに変身できない時、彼の代わりに戦う。メタル星に生息する金属質の表皮と電子頭脳を持った生物。額のビームランプから破壊光線やレーザーショットを放つが、ここを攻撃されると弱い。

★登場している怪獣の紹介

P.1、2

●ロボット竜ナース

登場作品 ウルトラセブン

生れ   ワイルド星

身長   120メートル

直径   30メートル(どくろを巻いた状態)

体重   15万トン

特徴   ワイルド星人が製造したドラゴン型のロボット怪獣。重力場コントロールを利用して超光速で活動することができ、とぐろを巻くことで円盤状へと変形して高速で飛行する。円盤状の下部から「レーザーショット」という光弾を連射することができる。口からはナース光線を放ち、敵に巻き付いて締め上げ破壊してしまう。 

●ミイラ怪獣ドドンゴ

登場作品 ウルトラマン

生れ   奥多摩・鬼の台丘陵

身長   40メートル

体重   5万トン

特徴   一見、麒麟にも見える姿をしている。目から放たれる光線を発し、敵を焼き払う。目を潰されても角がセンサーの役をしているため、戦うことができる。尻尾は鋼鉄の1万倍の硬さを持っている。ドドンゴの着ぐるみは二人一組で演じるタイプのため「ドーンとやろうぜ」ということでドドンゴ命名されたといわれている。

P.3、4

●大だこ スダール(地球怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   コンパス島近海

身長   200メートル(足の長さ)

胴回り  100メートル

体重   3万トン

特徴   名前の由来は「酢蛸」からだといわれている。ミクロネシア近海のコンパス島付近に棲息している巨大な蛸の怪物。8本の長い足で船をからめとり、各国の漁船をいくつも沈没させた。コンパス島の島民たちからは,守り神として崇められると同時に祟り神として恐れられてもいる。 SF作家でパイロットの万城目潤の要請でやってきた国連飛行隊の一斉爆撃を受けて手傷を負い、万城目や島民らと対決したが、いくつもの槍を突き刺されてついに絶命した。

●宇宙えい ボスタング

登場作品 ウルトラQ

生れ   キール

身長   50メートル

全幅   40メートル

体重   1万トン

特徴   ボスタングという名前は、キール星で「永遠の命」を意味する。キール星人によって地球に破壊活動のために送り込まれた巨大なえエイ。卵のようなカプセルの中から出現し、マンタのようにマッハ2で空を飛び、水中を高速で泳ぐことができ、鋭い尾でタンカーを真っ二つにしてしまう。海上保安庁の巡視艇に                                                                     に誘き出された後、最後は航空自衛隊のF-86戦闘機によるミサイル攻撃で爆死した。

カプセル怪獣 ミクラス

登場作品 ウルトラセブン

生れ   M78星雲バッファロー

身長   1センチ~40メートル

体重   1グラム~2万トン

特徴   バイソンに似た特徴を持つ。500万馬力の怪力が自慢で、から赤い熱線を放つ。カプセル怪獣の一つで、主人公のモロボシ・ダンウルトラセブンに変身できない場合に、代わりに戦う。

●高原竜 ヒドラ

登場作品 ウルトラマン

生れ   伊豆大室山

身長   60メートル

体重   3万トン

特徴   大室山の火口から現れる怪獣。先史時代から日本に生息する始祖鳥の一種とされる。戦闘では口から放つ高熱火炎と嘴攻撃を武器とする。大きな羽を羽ばたかせて発生させるマッハ2の突風も武器としている。

P.5、6

●コメット怪獣ジャイアン

登場作品 キャプテンウルトラ

生れ   ジャイアン彗星

身長   2~50メートル

体重   70kg~2万トン

特徴   ジャイアン彗星から追放された巨大な宇宙人。目から物体を巨大化させる光線を放つ。通常は、首輪を付けられて人間サイズに縮小されている。首輪を外されると巨大化する。首輪を付けられて元に戻してカプセルでジャイアン彗星へ送り返された。

●シャモラー(スペクトル怪獣)

登場作品 キャプテンウルトラ

生れ   アステロイド

身長   2~40メートル

体重   80㎏~1万5千トン

特徴   イワフジ博士が、怪獣が人類にとって代わるべきだという主義を地球人類に認めさせるため、密かに育てていた怪獣。頭部から3色のスペクトル光線を放つ。当初は人間と同じくらいの身長だったが、キャプテンウルトラに存在を知られると博士に操作によって巨大化。シュピーゲル号から投下された好物の果物に釣られた隙にロケット砲を頭部に浴びて絶命した。

P.7、8

●ケムール人(誘拐怪人)

登場作品 ウルトラQほか

生れ   ケムール星

身長   1.9~30メートル

体重   40㎏~1万5千トン

特徴   全身を人工臓器や人工皮膚にすることで延命を図ってきたが、を残して体が老化に耐えられなくなったため、人間の若い身体を求めて地球へ飛来した。

首から下は地球人に近いが、特徴として、①左右非対称の頭部②高さが異なる3つの小さな目③頭頂部から生えたチョウチンアンコウの様な触覚といった「正体不明の存在」。笑いながらを駆け抜けるなどの不気味なキャラとなっている。

ジャミラ(棲星怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   地球

身長   50メートル

体重   1万トン

特徴   ジャミラは悲劇の怪獣だ。もともとジャミラは人間であった。フランスの宇宙飛行士ジャミラは、宇宙へと旅立ったが宇宙ロケットの事故で金星に不時着した。金星は灼熱の地獄である。助けを求めるが救助は不可能とし、ジャミラを見捨てるしかなかった。金星の環境のせいで体に変化を起こし、人間とは思えない姿に変わり果てる。

ジャミラは、見捨てられた地球人への復讐を近い、地球へ戻ってきた。武器は、口から吐く100万度の高熱火炎と、インド象5000頭を持ち上げるほどの腕力。

●ゴドラ星人(反重力宇宙人)

登場作品 ウルトラセブン

生れ   ゴドラ星

身長   2~52メートル

体重   120㎏~45千トン万トン

特徴   非常に頭脳的な宇宙人で甲殻類のはさみのような両腕に装着された光線銃「ゴドラガン」と、相手を閉じ込める「ゴドラカプセル」が武器。重力をコントロールしてあらゆる物体を浮かび上がらせることができる。最後は巨大化してセブンと戦うが、劣勢と見て逃亡を図ったところをエメリウム光線で倒される。

ベムラー(宇宙怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   M35星

身長   50メートル

体重   2万5千トン

特徴   宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣として恐れられている狂暴な性質の宇宙怪獣。全身に鱗と毒のある鋭いトゲが生え、小さな前肢と長い尾を持ち、2足歩行を行う。青く光る球に変身して宇宙空間をマッハ1.3の速度で移動できるほか、水中でも活動できる。40万馬力の力を持つが、両腕が退化していることから接近戦は苦手である。武器は口から吐く青色の熱光線。

ウルトラマンと戦い、スペシウム光線を受けて撃破される。

ペスター(油怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   中近東、海底

身長   50メートル

全幅   80メートル

体重   2万5千トン

特徴   立ち上がったヒトデを横に二体つなぎ合わせ、それをコウモリの翼に見立てて中央にコウモリ似の顔を付けるという傑作。オイルを主食としており、口から火炎熱線を吐く。1日に1兆円分の石油を呑むこともある。元々は石油の産出量の多い中近東で活動していたが、科学捜査隊中近東支部の警戒が厳重になったので、海底を時速百キロのスピードで日本へとやってきた。

武器は口からの火炎放射。その火炎放射でコンビナートを火の海にしてしまう。消火するために現れたウルトラマンに、背後から火炎放射で攻撃するがスペシウム光線で殺されてしまう。

P.9、10

ガマクジラ(汐吹き怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   伊勢湾近海

身長   35メートル

体重   1万トン

特徴   ガマガエルとクジラを足し合わせたような容姿で海に生息する怪獣。真珠を常食とし、世界各地の真珠貝の産地を襲って真珠価格の暴騰を招く。また、凄まじい勢いで噴出させる潮吹きも武器を持っている。真珠養殖場を襲い、科学特捜隊のロケットブースターユニットを尻尾に撃ち込まれて上空へ飛ばされ、空中でウルトラマンと激突し、爆発四散する。

●ピーター(深海怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   フィリッピン沖の深海

身長   20センチ~30メートル

体重   500グラム~1万5千トン

特徴   学名がついている珍しい怪獣である。学名はアリゲートータス。名前か

ら判断するとワニとカメの合体か、と想像させるが巨大化したときの姿は、まった

く違った姿だ。深海に生息し、気圧や水圧の変化で体の大きさを変えることができ

る。予知能力を持つが、これといった武器は持っていない。

●バクトン(合成怪獣)

登場作品 キャプテンウルトラ

生れ   火星・ニューキャナルシティ

身長   40メートル

体重   2万5千トン

特徴   火星のニューキャナルシティに建設された、人工的に食料を作るバクトンセンターが突如怪獣化したもの。目から光線を放つ。口からは炎を吐く。コードで体内にいる敵を締め付ける。第7重水を食料としている。建物が合成物の影響で生きた怪獣に変異する発想が面白い。ニューキャナルシティを破壊したが、最期はシュピーグル号の自爆で体内のⅤⅩ構成元素を分解されて爆散した。

●ドラコ(彗星怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   彗星ツイフォン

身長   45メートル

体重   2万トン

特徴   彗星ツイフォンが地球の近くを通過した際、地球へ飛来した宇宙怪獣。1本の短い角と巨大な翼を持ち、体表は黒いタイルのような皮膚で覆われている。両手の鎌を武器として、素早い動きで飛翔して敵を翻弄する戦法を得意とする。飛行速度はマッハ2。日本アルプスの山中でギガスや途中から介入したレッドキングと三つ巴の戦いとなる。レッドキングに翼をむしり取られ、格闘技を決められて力尽きた。

●レットキング(どくろ怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   太平洋、多々良島

身長   45メートル

体重   2万トン

特徴   バルタン星人と並んで怪獣ファンに愛されている人気怪獣。ガラガラヘビの尻尾のように蛇腹になっていて、頭頂部に向かうにつれて細くなっている。武器は、腕力のみという典型的な怪獣。その怪力はぬきんでて、尻尾も巧みに使い、怪獣の中でも特に強い怪獣といった理由で人気がある。性格を一言で現せば悪役レスラー。知能は、それほど高くない。

性質は怒こりっぽく短気で好戦的。ウルトラマンとの戦いでは、ウルトラスイングで振り回され、岩に叩きつけられて弱ったところに首投げを受け絶命する。

●リトラ(原始怪鳥)

登場作品 ウルトラQ

生れ   東海地区・金峰山付近

身長   5メートル

翼長   15メートル

体重   1万トン

特徴   古代に生息した鳥類と爬虫類の中間生物で、学名はリトラリア。東海弾丸道路第三工区の地底に眠っていたが、工事中にさなぎの状態で見つかり孵化する。武器として口から酸を吐くが、これを使うと自身も体内の呼吸器が溶解して死に至る。飛行速度はマッハ2。

ネロンガ(透明怪獣)

登場作品 ウルトラマン

生れ   伊豆半島(詳しくは伊和見山の井戸)

身長   40メートル(45メートルという設定場面もある)

体重   4万トン

特徴   電気を吸って生きている。電気を吸っていないときには姿が見えない。あたまの角の間から強力な破壊光線を出して、敵を倒す。ウルトラマンスペシウム光線には弱い。最大の武器といわれる頭の角(触覚)で放つ破壊光線(電撃)は、意外に効き目がないようで、せいぜい人間を気絶させる程度の能力しかない。当然だが、ウルトラマンには、まったく効かない。

一説によるとネロンガは、江戸時代にすでに生まれていたが、武士に切られて一度死んだことがあるというエピソードを抱えている。

●ゴルゴス(岩石怪獣)

登場作品 ウルトラQ

生れ   富士山麓・好野の池

身長   40メートル

体重   10万トン

特徴   富士山から生まれた岩石生命体。全身が岩石でできている。硬い体を使った体当たり攻撃が得意。鉄を吸い寄せる能力がある。背中の発光する箇所が弱点。口から高熱の蒸気を吹き出し10万トンという巨大な重量を武器にして行動する。強固な外殻でピストルの弾さえ跳ね返すが、タケルに核を抜き取られて絶命し、その核はピストルの銃弾で撃ち抜かれて爆発、消滅する。