飛び出す絵本「大怪獣」Part.5

★「大怪獣」(とびだすえほん)P.5、6の映像と本文

<本文>

黄金怪獣 ゴルドン

岩石をえぐりとり、地中を時速百五十キロで堀りすすむ黄金怪獣ゴルドン

身長六十五メートル、重さ六万トンのこの大怪獣は、金鉱の金をたべる全身金色にかがやく大怪獣だ。いつもからだの中に百五十トンもの純金をたくわえていて、その純金をものすごいエネルギーの黄金光線にかえ、大岩石をこなごなにしてしまう。

いま、

毒ガス怪獣 ケムラー

との一騎打ちがはじまろうとしている。ケムラーは、火山の噴火口からあらわれた身長三十五メートル重さ一万トンの怪獣だが、さそりのような尾から放つ怪光線は、ゴルドンの黄金光線にもまけない偉力をもっている。ゴルドンケムラー、はたしてどちらが勝つか? 大怪獣同志のにらみ合いつづく。

                          伊藤 展安 画

★「大怪獣」(とびだすえほん)P.5、6の解説

本を開くと、黄金怪獣ゴルドンの大きな角を持った巨体がドーンと現れる。手前で対峙しているのは毒ガス怪獣ケムラーだ。ゴルドンケムラーとの一騎打ちが始まっている。ケムラーは、口から大量の毒ガスを吐き出し攻撃している。

<登場する怪獣と解説>

◎黄金怪獣 ゴルドン

登場作品 ウルトラマン

生れ   太田山金鉱

身長   65メートル

体重   6万トン

特徴   太田山の鉱山の地下に棲んでいて地中を高速で進む怪獣で純金を食料とする。トサカに角を生やした首長竜といえる四足怪獣。体のつくりは、芋虫のような形が特徴。背中のアンテナから岩石を破壊する黄金光線を発射する。体から出る汗は、乾かすと砂金となる。

◎毒ガス怪獣 ケムラー

登場作品 ウルトラマン

生れ   大武山

身長   35メートル

体重   1万トン

特徴   大武山の火山活動の再開で姿を現した毒ガス怪獣。オオサンショウウオのように大きく口が裂けたような頭部とカブト虫のような甲羅を持つ四足歩行の怪獣。高濃度の毒ガスを口から吐き、尻尾の先端からは、破壊光線を放つ。

<登場場所>

  • 草原

<登場するしかけ>