飛び出す絵本「大怪獣」Part.6

★「大怪獣」(とびだすえほん)P.7、8の映像と本文

<本文>

油怪獣 ぺスター

高さ五十メートル、横巾も八十メートルの巨大なからだで、海中をおよぎまわり、タンカーを見つけると、その船につんである石油を、ぜんぶ吸いとってしまう。 そのため、ぺスターの大きなからだのなかには、油袋がいっぱいだ。 その油を、青白い光にかえて、大型タンカーを一瞬にして爆破することもできる。 その爪は、石油タンクに穴をあけるほど固く、そのひれは、海底を時速百キロのスピードではしることができる。

生れは中近東だが、世界中の油田地帯がおそわれ、ぺスターに爆破されたタンカーの数は、かぞえきれないほどだ。

伊藤 展安 画

★「大怪獣」(とびだすえほん)P.7、8の解説

 本を広げると、海岸にある石油コンビナートの設備が現れる。その背後には、油怪獣のぺスターが大きくコウモリの羽根のような翼を広げ迫力満点の姿だコンビナートは、ぺスターの攻撃で火に包まれている。左いる石油タンカーは、ぺスターの襲われたらしく二つの割れてしまい、今にも沈んでしまいそうだ。

<登場する怪獣と解説>

  • 油怪獣ぺスター

登場作品 ウルトラマン

生れ   中近東

身長   50メートル

体重   2万5千トン

特徴   石油を常食とする海のヒトデが突然変異して誕生した怪獣。立ち上がったヒトデを横に二体つなぎ合わせ、中央にコウモリに似た顔を付けたような怪獣。1日1兆円もの石油を飲む。口から火炎と青い怪光線を吐く。海中を時速100キロで泳ぎ、ソナーを発して障害物を判別している。

<登場場所>

  • 海のそばの石油コンビナート

<登場するしかけ>

  • なし