飛び出す絵本「虫プロ まんがパレード」鉄腕アトム②フジテレビのとびだすえほんPart.4

★「虫プロ まんがパレード」鉄腕アトム②(とびだすえほん)P.1、2の映像と本文

★「鉄腕アトム」のストーリー

21世紀を舞台に、原子エネルギーをパワーとした10万馬力のロボット少年のアトムが活躍するSFヒーロ漫画

20世紀の半ば1952年(昭和27年)に月刊誌「少年」(光文社)誌上で連載が始まった「鉄腕アトムは、50年後の未来だった21世紀の現在を舞台にしている。終戦から5、6年しか経っていないときに、50年後の未来都市や科学技術を描いた漫画は、衝撃的であった。現在に生きるわたしたちは、この漫画を読むと今から50年前の世界を冒険できることになる。

科学者長官天馬博士は、愛する息子、飛雄(トビオ)を交通事故で喪ってしまった悲しみにくれた天馬博士は、飛雄をロボットで再生しようと制作したヒューマノイド型のロボット。  

しかし、でき上がったロボットの飛雄が人間ではないので子供のままで、いつまでも成長しないことに悲観した天馬博士は、ロボットサーカス団に売ってしまう

ロボットサーカス団に売られた飛雄は過酷な毎日を過ごすことになった。たまたま、ロボットサーカスを見に来ていた新たな科学省の長官であるお茶の水博士が飛雄に、引き取られ「アトム」という名前が付けられ、飛雄はアトムとして新たな生活を始める。

お茶の水博士は、アトムのためにロボットの両親を製作したアトムは、ロボットの両親と郊外の家で暮らしながらお茶の水小学校に通うことになった。

鉄腕アトムは、色々な事件に巻き込まれるが、10万馬力のパワーであらゆる敵に立ち向かっていく未来型の科学漫画といえる。

★テレビアニメ版「鉄腕アトム」第1作 全193話

  • 放映テレビ局  フジテレビ系(制作は虫プロダクション
  • 放映時期    1963年(昭和38年)1月1日~

1966年(昭和41年)12月31日

  • 放映時間    毎週土曜日 午後6時15分~午後6時45分

★テレビアニメ版第1作のオープニング・テーマ「鉄腕アトム

  • 1~30話

作詞/なし

作曲/高井達雄

演奏/インスト

1話~30話までのオープニングには、歌がなくてインスツルメンタルで、演奏だけであった。

  • 31話~

 鉄腕アトムの歌として一般的に歌われているのは、この歌である。

作詞/谷川俊太郎

作曲/高井達雄

歌/上高田合唱団

空を越えて ラララ 星のかなた

ゆくぞ アトム ジェットの限り

こころやさし ラララ 科学の子

十万馬力だ 鉄腕アトム

 

耳をすませ ラララ 目をみはれ

そうだ アトム 油断をするな

こころ正し ラララ 科学の子

七つの威力さ 鉄腕アトム

 

街角に ラララ 海の底に

きょうも アトム 人間守って

こころはずむ ラララ 科学の子

みんなの友達 鉄腕アトム

 

★テレビアニメ版第1作のエンディング・テーマ「鉄腕アトム

作詞/なし

作曲/高井達雄

演奏/インスト

 

*オープニングと同じ曲をインスツルメンタルで、演奏していた。

★「鉄腕アトム」のもととなった漫画とは?

 鉄腕アトム」には、もとになった漫画がある1951年に光文社から出版されていた月刊誌「少年」4月号から連載された「アトム大使だ。アトム大使」は、未来の地球を舞台に宇宙との交流を描いたSF漫画で、その作品の中で、活躍したのが「アトム」という名前のロボット少年だったこの漫画で登場したアトムは、まだ主人公ではなく脇役だった。

 1952年、「アトム大使」と同じ雑誌「少年」で鉄腕アトムを主人公とした作品「鉄腕アトム」の連載が始まった

★漫画の連載はいつから?

アトム大使 月刊誌「少年」(光文社)  1951年4月~1952年3月

鉄腕アトム 月刊誌「少年」(光文社)  1952年4月~1968年3月

鉄腕アトム 鉄腕アトムファンクラブ(虫プロダクション

                     1964年8月~1966年3月

鉄腕アトム 産経新聞    1967年1月24日~1969年2月28日