飛び出す絵本「「日清食品50年史」」Part.5

JA✕Aと共同で開発した宇宙食ラーメン「スペース・ラム」をスペースシャトルディスカバリー号」に持ち込んだ野口宇宙飛行士

宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を野口宇宙飛行士が宇宙で堪能した

日清食品は、JA✕A(宇宙航空研究開発機構)と共同で世界初の宇宙ラーメン「スペース・ラム」を開発しました。2005年に打ち上げられたスペースシャトルディスカバリー号」に、その宇宙ラーメン「スペース・ラム」が搭載されることになりました。宇宙船内という特殊ない環境でも楽しめるという画期的なものでした。

味は、レギュラーの醬油味のほか、カレー、みそ、とんこつの4種類を用意しました。また、スペースシャトル内での特殊な環境に対応したラーメンを開発に挑戦しました。スペースシャトル内で給湯できる上限湯温の70度で戻せる麺で、しかも重力がほとんどない状態でも食品の具材を飛散させないためにスープの粘度を上げ、麺に戻しても一口大の塊を保つようにつくられました日本人にとって麺類の魅力の一つである「すすりながら食べる」はできないが、味や触感は「カップヌードル」で、宇宙で食べた野口さんも大満足だったと語っています。