飛び出す絵本「まんが日本昔ばなし 一休さん」Part.7

★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.9、10の映像と本文

<本文>

一休さん頓智が国じゅうにひろがり、とうとう将軍さまの耳にはいりました。

「いちど、その小僧をつれてまいれ、知恵をためしてやろう」

「そちが、一休か。あのびょうぶにかいてある虎をしばってくれ」

将軍はそういって、どうだ参っただろうとニヤニヤ笑っています。でも、一休さんは平気な顔で、ナワを持って庭にとび降りると、

「虎がそこであばれますと、将軍さまにめいわくがかかります。虎をここまで追い出してください」

といいました。そのことばに、将軍さまは、すっかり感心してしまいました。

一休さんは、後になって一休禅師という偉い棒さんになりました。

★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.9、10の解説

 本を開くと、お城の中の立派な将軍の部屋が現れる将軍の後ろには、虎が描かれた大きな屏風が飾ってある。左手には、御家人3人が控えている。右手には、刀を捧げ持っているお小姓が控えている。一休さんと和尚さんは、将軍にお目通りしているようだ。一段高いところに烏帽子を被った将軍が一休さんに向かって屏風の虎を縛るように扇子をもって命令している。一休さんは縄をもってやる気十分

<登場人物>

<登場場所>

  • お城の中の将軍の部屋

<登場するしかけ>

  • 一休さんの右にある矢印を左右に動かす一休さんは持っている投げ縄の輪っかを上下に動かしいつでも縄を投げる態勢があらわれる