飛び出す絵本「まんが日本昔ばなし 一休さん」Part.5
★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.5、6の映像と本文
<本文>
おしょうさんは仲よしの太平さんと、いつまでも夜おそくまで碁を打っています。小僧さんたちは、ねむくてたまりません。そこで一休さんは門のまえに「けものの皮を着た人は入ってはいけない」と書いた紙をはりました。そこへ毛皮のチャンチャンコを着た太平さんがやって来て、
「お寺にある太鼓は、けものの皮をはってあるんじゃないか」
と文句をいいました。
「だから、いつもバチで叩かれいるのです。それ!太平さんを叩け!」
★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.5、6の解説
本を広げると、大きな屋根と立派な入口を構えている安国寺が現れる。その門前では、一休さん小僧が鉢巻をしてスリコギ棒を持って、和尚の碁仲間の太平さんを追い出している。太平さんは頭を抱えて早々の体で逃げ帰っている。安国寺の木々が黄金色になっているので秋の出来事のようだ。
<登場人物>
- 一休さん
- 和尚さん
- 太平さん
- 小僧さんが3人
<登場場所>
- 安国寺の門前
<登場するしかけ>
- 小僧たちの右にある矢印を左右に動かすと一休さんが怒ってスリコギを持って太平さんに怒っている様子が見て取れる。