飛び出す絵本「ピンポンパンえほん」Part.５

★「ピンポンパンえほん」（とびだすえほん）Ｐ.５、６の映像と本文

＜本文＞

　おさんぽ

「ねぇ　みんな　きょうは　おてんきがいいから、みんなで　おさんぽに　いこうよ。」

　でぶっちょのカータンが、ずぼんを　ゆすりあげながら、いいました。

　そこで　みんなは　おおよろこびで、こうがいへ　やってきました。だって、いつも

スタジオのなかりばかりいるので、たまには、そとへでて　いいくうきをすって、

あばれたくて　しかたがなかったのです。

「うわあ　たかいおやまだなあ。」

いつも　はたけのつちのなかにいる　もぐらのもぐさんは、びっくりしてしまいました。

かっぱのカータンは、きれいなおがわをみると、およぎたくて　およぎたくて

たまりませんでした。でも、はだかになって　およぐと、また　みんなに　

からかわれるので、やめました。

「おや、あれは　なあんでありましょうか。」

わにさんが、くものうえを　みあげて　くちをあけたとき、くちのなかに　とびこみました。

ボンボちゃんの　いたずらだったのです。

「いけないボンボちゃんねと。わにさんが、めをまわしていますわよ。」

バンダちゃんが、まるいおめめを　もっとまるくして　いいました。

「わにさんのおめめさんは、いつもまわっているよ。ねえ　わにさん。」

ボンボちゃんは、おもしろがって、わらっています。みんなも　いっしょになって、

わらいだしました。ほんとうに　たのしい　おさんぽでした。

みんなも　このえをみながら　じぶんの　すきなように　おはなしを　こしらえてごらん。

★「ピンポンパンえほん」（とびだすえほん）Ｐ.５、６の解説

　本を広げると、木々の多い森と山が現れる。みんなで、森にお散歩に出かけたようだ。もぐちゃんとプーさん、わにさんとバンダは手をつないで散歩を楽しんでいる。かっぱのカータンは、手を挙げみんなを呼んでいるよう。ボンボちゃんは、雲に乗ってジョウロで雨を降らしている。

＜登場人物＞

＜登場するしかけ＞