飛び出す絵本「魔法使いサリー」Part.5

★「魔法使いサリー」(とびだすえほん)P.5、6の映像と本文

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<本文>

カブの いたずら

 人間の せかいに ついた サリーは、魔法で 家を たてて、学校にも かよい

はじめました。

 カブこぞうは、毎日 るすばん。たいくつなので、魔法を 使って いたずらです。

「へへ・・・、きのうは どら猫を 空に とばして、みんなを おどろかせたけど、

きょうは なにを しようかな。」

カブは、テーブルの 上の くだものを みつけえました。

「よし、大きくして おなかいっぱい たべてやれ エーイッ。」

くだものは カブよりも 大きく なりました。

「エヘ、どんなもんだい。こっちのは もっと 大きく してやるぞ。エイッ。」

カブは、ほかの くだものにも 魔法を かけましたが、大きくなった とたん、

しゅーっと、しぼんで、

「あれ? ちいさく なっちゃった。もういちど 大きく・・・。」

「ならずに ちいさくなれー。」

 とつぜん、サリーの 声が しました。カブは、大あわて、いつのまにか、サリーが、学校から かえって いたのです。

「カブ。魔法の いたずらは だめよ。」

「はぁい。」

カブは、しょんぼり。やっぱり サリーの 魔法には かなわないようです。

魔法使いサリー」(とびだすえほん)P.5、6の解説

本を広げると、魔法をかけているサリーと魔法をかけて大きくなった果物と果物入れが飛び出してくる。バナナ、パイナップル、メロンなどが自分たちより大きくなっった果物に、カブは驚いている。

<登場人物>

  • サリー
  • カブ

<登場場所>

  • カブの家

<登場するしかけ>

  • なし