飛び出す絵本「ムーミン」Part.6

 

★「ムーミン」(とびだすえほん)P.7、8の映像と本文

<本文>

ムーミンの いなく なった ピクニック なんて、おもしろく ありません。ムーミンの 大すきな くだものを まえに して、ノンノンは きりかぶの 上で、しょんぼり して いました。

「ボロン ボロン。」

スナフキンの ひく ギターも、かなしく 聞こえてきます。ちびの ミイや スノークが なぐさめても、ノンノンは 小さな 声で、

ムーミンムーミン

と、つぶやく だけでした。しかたなく みんなは、木かげで ながめている だけでした。その時 でした。

「ノンノーン、ノンノーン。」

ノンノンを よぶ 声が、聞こえ ました。

ムーミンだわ。やっぱり ムーミンだわ。」

ノンノンは、うれしく なって きました。

「ガオ ガオ。」

ガオガオが、はしゃいでいます。

「ボローン、ボローン。」

スナフキンのひく、ギターの 音色も、キラキラ かがやく たいようの ように、

はなやかに はずんで 聞こえて きました。

ムーミン」(とびだすえほん)P.7、8の解説

 本を開けると、切り株の上にノンノンがしょんぼりと座っている。ムーミンがいなくなって元気がなく、ノンノンを慰めようとミイとスノークはリンゴやブドウなど果物を贈って目の前に置いてくれたが、元気がでないノンノンとガオガオはさびしそうスナフキンが弾くギターをなんとなく悲しい。そこに「ノンノーン」と叫ぶムーミン現れた。ノンノンは、ムーミンの声を聴いて、大きく手を振って急に、明るくなってきた

<登場人物>

<登場場所>

  • 森の中

<登場するしかけ>

  • なし