飛び出す絵本「ムーミン」Part.7

★「ムーミン」(とびだすえほん)P.9、10の映像と本文

<本文>

ムーミン谷に 帰ってきた みんなは、ムーミンパパや ムーミンママに、きょうの 

ことを 話し ました。

ムーミン、海に おちて こわくなかった?」

「なあーに、ムーミンは いい子だし、それに 男の子だ。じぶんで たすかる 

方ほうを、かんがえた のだよ、なあ、ムーミン。」

ムーミンママと、ムーミンパパが、にこにこ して いいました。

「ううん、そうじゃ ないんだ。マメルクは いい 魚で、ぼくを せなかに のせて、たすけて くれたんだよ。〝もう いたずらはしないよ〟って やくそく したんだ。」

元気な 声で、ムーミンは 答え ました。

「なんだ、そうだったの。わたし、心ぱいして そんしちゃったわ。」

ノンノンも わらって いい ました。

「ワッハハハ・・・・。」

「オッホホホ・・・・。」

いつまでも いつまでも、わらい声が 聞こえて いました。

「さあ、おそく なった。ノンノン 帰ろう。」

「さようなら。」

みんな 手を ふって います。ムーミンは、ノンノンと いつまでも いつまでも、

わかれを おしんで いました。へいわな ムーミン谷の 一日は、なにごとも 

なかった ように、夕日が いつまでも、空を 赤く そめて いました。

ムーミン」(とびだすえほん)P.9、10の解説

 本を開くと、ムーミン一家のわが家が大きく飛び出してくるムーミン屋敷と言われる円柱状の3階建て3階の窓から、ムーミンパパとムーミンママが顔を出している。ノンノンは、ムーミンに甘えて、しなだれかかっている。ミイ、ガオガオ、スナフキンたちも、ムーミンが無事だったので喜んでいるスノークは、うれしくて涙を流して手を振っている

<登場人物>

<登場場所>

<登場するしかけ>