飛び出す絵本「赤い靴」ばんそうのとびだすえほん」Part.9
★ばんそうのとびだすえほん「赤い靴」の面白情報箱②
★「赤い靴」の脚本家はだれ?
- 上条逸雄
早稲田大学の学生時代からラジオドラマを書き始め、プロとなっては、「サインはV」「アテンション・プリーズ」「積木くずし」と言った高視聴率の人気テレビドラマの脚本を書いた脚本家。
元々は、映画好きで映画の脚本を書き始め、その後、テレビドラマの脚本も執筆。「ハレンチ学園」「飛び出せ青春」「必殺仕置人」「太陽にほえろ!」など話題のドラマの脚本を書いた脚本家。
★最初は、26話で終了する予定だったが?
テレビ番組としては、26話で終了の予定だったが、人気が高かったので倍の52話まで延長され放映された。平均視聴率は16%だった。
★牧阿佐美バレエ団が制作に全面協力した
主役、小田切美保を演じた「ゆうき みほ」は、牧阿佐美バレエ団に属していたバレリーナ「靭 啓子(うつぼ けいこ)」が「赤い靴」に出演するためにつけた芸名だ。オープニングのタイトルバックをはじめ、バレエ公演のシーン、衣装、舞台装置など牧阿佐美バレエ団の全面協力で制作された。
★原作漫画
1972年11月号~1973年10月学年雑誌「小学三年生」誌上で「赤い靴」は、コミカライズとして連載された。原作は、テレビ番組と同じ「上条逸雄」で、作画は、「飛鳥幸子」が担当した。
飛鳥幸子は、高校生のときに、講談社少年少女漫画賞に入選し、「100人めのボーイフレンド」で漫画家としてデビュー。「赤い靴」のあと、バレエまんがの名作「ガラスの靴」を連載を続けるようになる。
★「赤い靴」という同名の韓国ドラマが50年後に放映された
今回の作品の基となった日本で制作された「赤い靴」の放映から50年後に、韓国ドラマ「赤い靴」が2021年10月からCSチャンネルKBS WORLⅮで放送され、その後2022年に6月からBSフジテレビにて放送された。
★この作品に登場する人物
- 小田切美保
主人公。バレリーナだった母の後を継ぎ、「和泉バレエ団」に入団してライバルの甲斐鏡子としのぎを削り、先輩の稲村節子のいじめを受けながらも、プリマドンナを目指して頑張っていく。4歳からバレエを始めた「ゆうき みほ(本名は靭啓子うつぼ けいこ)」が演じている。
- ゆり(秋葉ゆり)
「いずみバレエ団」に属し、美保と同室で生活している。フルネームは、「秋葉ゆり」で佐々木 梨里が演じた。
- 鏡子(甲斐鏡子)
「いずみバレエ団」に属し、美保の宿命のライバルで、しのぎを削り合った仲。フルネームは「甲斐鏡子」で梅田智子が演じた。