飛び出す絵本「ぐるぐるメダマン」ばんそうのとびだすえほん」Part.10
★「がんばれ!!ロボコン」のオバケ版?
「ぐるぐるメダマン」は、「がんばれ!!ロボコン」のヒットを受けて制作された番組だ。
主人公は、ロボットとオバケという違いはあるが一般の家庭に居候し、仲間たちと巻き起こすドタバタコメディタッチのドラマというところが共通だ。さらに、主人公の相手役は、いずれも女優の佐久間真由美さんが演じている。
★キャラクターのデザインは、漫画家の吾妻ひでおがデザインを担当
吾妻が手掛けたオバケたちの着ぐるみは、吾妻がデザインした画に忠実に造形されていた。また、吾妻は、コミカライズとして月刊誌「冒険王」で1967年9月号から1977年2月号まで同名の漫画を掲載した。
★オバケを操る呪文?
ネックレスの裏には「おんみょうのんけんそわか」という呪文が書かれていて、その呪文を聞くとオバケたちは動けなくなる。マミは、騒ぎを起こしたオバケたちに呪文を唱え動けなくしたり、悪いお化けを倒したりするのに呪文を使う。
<登場の人物>
- マミちゃん
人間側の主人公。高坂家の一人娘で本名は「高坂麻実」。高坂家に伝わるオバケのネックレスを持ち出したことにより、メダマンたちと知り合うことになった。優しくて頭の回転も良いが、現金なところもあるが、調子に乗って無茶をしてしまうこともある。メダマンに命を救われたことでメダマンとお仲良くなる。やりすぎるメダマンを呪文で懲らしめるだけでなく、悪いオバケに対しても勇敢に立ち向かっていく。
- ともだち(スパナ君)
マミのクラスメートで仲良し。常にスパナなどの工具を持ち歩き、色々なものを分解してしまうマニアで、メダマンまで分解しようとした。授業中に模型を組み立てたりするので、廊下に立たされたことが多い。学校に行かなくてもいいのでオバケになろうとしたことがある。若林先生にもスパナと呼ばれているが、本名は、「浦野紀男」。
- マミちゃんのママ
マミちゃんの美人のお母さん。本名は「高坂裕子」。基本的には、物分かりは良いが、
ややヒステリー気味のところがある。あまりにうるさいのでメダマンにオウムに変えられたことがある。
- マミちゃんのパパ
マミちゃんのお父さん。本名は、「高坂六助」。先祖から伝わって来たネックレスを通してオバケの恐ろしさをよく知っている。そのため、メダマンたちを警戒していたが徐々に打ち解けてきて行き場をなくしたメダマンたちを居候させてあげた。
<登場のオバケ>
- メダマン
オバケの主人公。オバケの国からやって来たオバケの子供。百目オバケらしく体中に目玉がある。むかし、メダマンの先祖が、高坂家の先祖に渡した水晶のネックレスを取り戻すため、オバケの国からやって来た。高坂家に居候させてもらっているが、人間界の常識を知らないため、よく失敗をする。しかし、困った人がいると人間やオバケにかかわらず助けに行く優しい面を持っている。飛行や変身などの特殊能力を備え、人間にも変身することもできる。他にもあまり役に立つ特技ではないが、頭が上下逆さまになる特技も持っている。
- あずきあらい
小豆洗いの少女のオバケ。メダマンにとって一番の親友と言える。綺麗好きで小豆のほかに、透明になって学校などをひっそりと掃除している。困っている人がいると、人間やオバケを問わず助けに行く優しい面がある。また、オバケの世界の薬や道具に詳しい。
- ミイラおとこ
食いしん坊で包帯だらけのオバケ。エジプトと日本のオバケのハーフ。力はありそうだが、いざ戦いとなると腹が減ったと弱音を吐く。海ぼうずやアマノジャクと徒党を組むが、戦闘ではあまり役に立たない。
- マッサラ
お皿に顔があるオバケ。普段は、ひとりでいることを好んでいるが、宙をふわふわと移動してメッセージを伝えたり、高速で飛行して敵を翻弄する。コトダマの位置は、背中のお皿の底に当たる「高台」の部分にある。
- うみぼうず
身体は青く、白い波が髪になっているオバケ。臆病で人間を極端に恐れている。驚くと口から大量の水と金魚やザリガニを吐きだす。サングラスをかけて暴走したことはあるが、戦闘力は低くあまり役に立たない。男子ト便所に住み着いている。
- あまのじゃく
四肢と胴体に顔があるオバケで四肢がバラバラになることがある。辛辣な物言いで、非協力的だがメダマンの危機にはほかの仲間と一緒に駆けつける。仕切りやで喧嘩っ早い。呪文を浴びると身体が完全に分解してしまい苦しむ。
★「ぐるぐる メダマン」の面白情報箱②」