飛び出す絵本「アイアンキング」Part.６

★「アイアンキング」（とびだすえほん）Ｐ.７、８の映像と本文

＜本文＞

しずかな　谷まに　ある　テントを、あやしい　影が、すうーっと　とりかこんだ。

「わたしは　不知火族　十ばん目の　影　ゆき子として、手びきを　したけど、

弦太郎さんや　五郎さんを　やっぱり　うらぎることは　できない・・・・。

不知火族が　　せめてきたわ！不知火族よ!1」

ゆき子の　こえで　そとへ　出ると、もう　すっかり　かこまれていた。

「ゆき子、不知火族をうらぎったなっ!1」

ゆき子に　とびかかろうと　する　不知火族に　弦太郎の　アイアンベルトが　とぶ。

五郎も　たたかう。ひとり、ふたり、三人　不知火族が　たおされていった。

★「アイアンキング」（とびだすえほん）Ｐ.７、８の解説

　本を広げると、テントを張った草原で静弦太郎と霧島五郎が襲ってきた不知火一族と戦っているシーンが現れる。弦太郎は、アイアンベルトで不知火族の首を攻撃している様子がうまく表現されている。左側では、霧島五郎も不知火族と格闘の最中だ。後ろのテントの中からゆき子が戦いの様子を見ている。

＜登場ヒーロー＞

• 静弦太郎
• 霧島五郎
• ゆき子

＜登場怪人＞

• 不知火族

＜登場武器＞

• アイアンベルト（静弦太郎）

＜登場場所＞

• テントを張っている草原

＜登場するしかけ＞

・霧島五郎と戦っている不知火族の足の後ろにある矢印を左右に動かすと、五郎と不知火族が戦っている様子が見られる。

＜このページの画＞

• 小田　昭次