飛び出す絵本「アイアンキング」Part.８

★「アイアンキング」の面白情報箱①

＜ストーリー＞

大和朝廷に滅ぼされた少数民族の末裔の不知火一族が、日本を転覆させるべく巨大ロボットを操り、破壊活動を始めた。この危機に、国家警備機構は腕利きの静弦太郎と、彼のサポート役として霧島五郎を不知火一族の討伐に向かわせる。

五郎は普段、ドジで、マヌケで暇さえあれば水をガブガブ飲んでいるが、その正体は国家警備機構の津島博士が極秘裏に開発したサイボーグ。水を動力源とする巨大戦士・アイアンキングへの変身能力を持っていた。五郎は弦太郎が危機に瀕した時には変身して助太刀するが、しかし、弦太郎は五郎がアイアンキングであることを知らない。

アイアンキングはとにかく弱い。弦太郎の助っ人として登場したはずのアイアンキングが逆にピンチに追い込まれてしまい、弦太郎と一緒に戦うことで、やっと敵組織の怪獣やロボットを撃退するという展開が多く見られる。
　これは、生身のヒーローという親近感を持ってもらうということを意図しており、敵にとどめを刺すのは必ず弦太郎。人間より弱いヒーロー、それがアイアンキングだ。

弦太郎と五郎はさまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら戦いの旅を続けた末に不知火一族を倒し、さらに怪獣型ロボットを操るテロ組織・独立幻野党や、宇虫人（昆虫型宇宙人）タイタニアンとの戦いに身を投じてゆく。

★テレビ番組での放映

「アイアンキング」全２６話