飛び出す絵本「ひらけ!ポンキッキのうた」Part.5

★「ひらけ!ポンキッキのうた」(とびだすえほん)P.5、6の映像と本文

<本文>

 パンダがなんだ

*パンダがな

あんまりにんきものだでな

タヌキもな

オイラもいっちょ なってみるべと

パンダにばけたとよ

ひあたりやまの タヌキかな

(*くりかえし)

 

**タヌキがな

  あんまりうまくばけたでな

キツネもな

オイラもいっちょ やってみるべと

パンダにばけたとよ

ひあたりやまの キツネもな

(**くりかえし)

 

そこへじんべいさんがやってきて

こりゃたまげた びっくらこいた

オラがやまにも パンダがいるぞ

ランランもカンカンも そろっているぞ

むらンしゅうはよこい みんなこい

パンダだパンダだ いけどりだ

ソレ!ソレソレソレつかまえろ

 

タヌキがな

いのちからがらにげだして

キツネもな

やっとこさっとこにげだして

くちをそろえて

パンダがナンダ パンダがナンダ

ひあたりやまで いったとな

 

パンダがナンダ・・・・

作詞/海 友彦

ひらけ!ポンキッキのうた」(とびだすえほん)P.5、6の解説

 本を広げると、山に囲まれた森の中が現れる。タヌキとキツネは、パンダの人気に気後れして冷や汗をかいている。遠くでは、パンダが現れて驚いている仁平さんなど村の人たちが駆けだしてきた。空には、太陽がサンサンと輝いている。

<登場するしかけ>

  • タヌキの左側の矢印を左右に動かすタヌキの焦っている様子が現れる
  • キツネの右後ろにある矢印を左右に動かす木の間から村の連中が現れる

「パンダがなんだ」の面白情報箱

★「パンダがなんだ」の唄が生まれたエピソード

1972年、日中国交正常化を記念して中国からパンダが二頭贈呈された。ランランとカンカンと命名され、上野動物園で公開されて大フィーバーを起こした。公開初日には、見物人が6万人訪れ2時間待ちの行列ができ、観覧時間は、わずか30秒だった。「客寄せパンダ」という言葉もこの現象を受けて生まれた。

 このパンダブームを受けて、1975年にリリースされたのが、「パンダがなんだ」だ。「パンダがなんだ」と言いながらタヌキもキツネもパンダに化けてブームに乗っている

★「パンダがなんだ」を歌っているのは、だれ?

人気バンド「パラダイスキング」のボーカル石川進さん。当時人気者だった坂本九さんも所属していたグループが「パラダイスキング石川進さんは、ぽっちゃりした体形で頭が薄くなり始めて、「キューピーちゃん」と呼ばれ人気者だった。東京薬科大学卒というインテリだ。