飛び出す絵本「アタック№1」Part.6
★飛び出す絵本「アタックNo.1 」P.7、8の映像と本文
<本文>
決 勝 戦
ついに決勝戦の日がきました。
共に勝ちぬいてきた 富士見学園、福岡中学の両校は、たがいに一歩もゆずらず、
息づまる白熱戦を 展開しています。場内は一球一球にワーワーと歓声があがります。
「がんばれー、富士見学園!!」
「それ、打て!」
「ワー!!」
いよいよ富士見学園のマッチ・ポイントです。この一球が決れば優勝です。
「いくわよッ!それっ!!」
うまいトスが あがりました。
「えいっ!!」
強烈なこずえのスパイクが決まりました。
「ワー やったぞ富士見学園!!」
「よくやった 富士見学園!!」
場内は、拍手と喚声とでいっぱいになりました。
「ついに、ついにやったわね」
選手たちは抱きあって喜びました。誰の目からも大粒の涙が、流れおちています。
はげしい練習の成果が、いまここにむくいられたのです。
★「アタックNo.1 」(とびだすえほん)P.7、8の解説
本を広げると、広い体育館の中で決勝戦を戦う東海代表の富士見学園と九州代表の福岡中学とのバレーボールの試合会場が飛び出してくる。
手前のコートに福岡中学、向こう側のコートに富士見学園。富士見学園の鮎原こずえの大きなジャンプからスパイク打つと福岡中学のコートに炸裂する様子が表現されている。
ネットの右側にメガネをかけた審判はスパイクが決まったと右手を上げている。
観客席では、富士見学園、福岡中学の応援の歓声が聞こえてくるようだ。
<登場人物>
・鮎原こずえ
・早川みどり
・富士見学園バレー部メンバー
・福岡中学バレー部メンバー
<登場場所>
・全国中学女子バレーボールの決勝の会場
<登場するしかけ>
・なし