飛び出す絵本「いなかっぺ大将」Part.3
★「いなかっぺ大将」(とびだすえほん)P.1、2の映像と本文
<本文>
まいごの 大ちゃん
「こ、こりゃ こまっただす。 かえりみちが わからなく なっただす」
パンを かいに きた 大ちゃんは、みちに まよって しまいました。 そこで、どうぶつの ことばが わかる 大ちゃんは、きんじょの 犬に あつまって もらいました。
ワン、ワワン ウワン! 犬たちは、大ちゃんが もっている パンを くれるのかと おもって おおよろこび。
「ち、ちがうだす。 わしは、みちを ききたいだけです」
大ちゃんは おおあわて、みんなが おどろいて みています。
★「いなかっぺ大将」(とびだすえほん)P.1、2の解説
本を広げると、昭和の商店街にあった「おもちゃのおみせ」と「パンとケーキの店」が現れる。「おもちゃのおみせ」には、クマのぬいぐるみ、怪獣、飛行機、電車、西洋のお城などが並べられている。「パンとケーキの店」には、太った女性店員がいる。店内のケースには、パン屋やケーキが展示されている。店の前には、近所のお客さんが大勢詰めかけている。地図をもって大きな口を開けている大ちゃんも道を教えてもらうために大勢の犬を集めている。
<登場人物と仲間の動物>
- 大ちゃん
- ネコ(ニャンコ先生)
- イヌ(小左衛門)
<登場場所>
- 昭和の商店街「おもちゃのおみせ」と「パンとケーキの店」の前
<登場するしかけ>
- 右端でパンを加えている犬の足元についている矢印を左右に動かすと大ちゃんが犬たちの地図を見せながら道を尋ねている様子が現れる