飛び出す絵本「まんが日本昔ばなし 一休さん」Part.3

★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.1、2の映像と本文

<本文>

むかし、京の都のはずれに、安国寺という お寺がありました。そこには一休さんという、とても頭にいい、頓智で有名な小僧さんがいました。ある偉い人の子供ですが、修行のため、このお寺にあずけられているのです。このおはなしは、そこからはじまります。

お寺の朝は、そうじからはじまります。ひろい本堂のすみからすみまで,ハタキをかけたり、ほうきではいたりーーーー板の間のぞうきんがけも、たいへんです。それから、お庭のそうじーーーとにかく、朝は、いそがしい。なまけてなんかいられません。

★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.1、2の解説

 本を開くと、金色の輝きを持つ大きな大仏がドーンと現れる。ここはお寺の本堂だ。小僧さんたちが掃除をしている。梯子を上って大仏をぞうきんがけをしている小僧さん、そのそばでは、メガネをかけた小僧さんがあたふたと雑巾がけをしている。手前には、四つん這いで本堂の床を雑巾がけしている小僧さんもいる。そのそばでは、一休さんが何もしないで眠そうに大あくびをしている。

<登場人物>

<登場場所>

  • 安国寺の本堂

<登場するしかけ>

  • 一休さんの前の影に隠れている矢印を手前に引くとお寺に来る前の幼い侍姿が現れる
  • 仏像を雑巾がけをしている小僧さんの後ろに隠れている猫をくるりと回す小僧さんが拭き掃除している様子が現れる。