飛び出す絵本「国松さまのお通りだい」Part.8

★「国松さまのお通りだい」の面白情報箱①

<ストーリー>

石田国松は、屋台のラーメン屋を営む石田家の長男。一家は、静岡でラーメン屋を営んでいた。国松は正義感が人一倍強いが、札付きの乱暴者で、多くの学校を退学になり、静岡に住んでいられなくなったために東京に引っ越してきた。

国松のお父さんは、静岡では小さなそば屋を経営していたが、上京する際に屋台一台を引っ張ってきて屋台のそば屋を始めた

上京したある日、国松は、名門ハリス学園に勤める教員・岩波剛三とトラブルになり、岩波先生をノックアウトしてしまう。この様子を見ていた学園長はその運動神経の良さを伸ばしながら矯正しようと入学を勧めた。悪さを続けていた国松は、少年鑑別所に入ることになっていたが、学園長に説得され、ハリス学園に入学することで、少年鑑別所行きは勘弁された。ハリス学園では、岩波先生が担任するクラスに入ることになった。 席は、おチャラこと朝井葉子の隣だ。

転校早々に、国松は同級生の剣道部員の横地伊三郎や伊野久弥と喧嘩をした。その根性と運動神経の良さに運動部が次々と勧誘に来たが、首を縦に振らない。国松が出した入部の条件は「弁当を差し出すこと」だった。

その後、ボクシング部やサッカー部でも大活躍をして、アメリカにある本校への留学にも行くことになるが、この飛び出す絵本では、取り上げられてはいない。

この本の最終ページは、国松のお父さんが経営する屋台のラーメン屋に、園長先生と岩波先生が美味しくラーメンを食べているところで終わっている。

★テレビ番組での放映

「ハリスの旋風」全70話

  • 放映テレビ局  フジテレビ系(モノクロ作品)
  • 放映時期    1966年5月5日~1967年8月31日
  • 放映時間    毎週木曜日 午後7時~7時30分

「国松さまのお通りだい」全46話

  • 放映テレビ局  フジテレビ系(カラー作品)
  • 放映時期    1971年10月6日~1972年9月25日
  • 放映時間    毎週水曜日(途中から月曜日) 午後7時~7時30分

*「国松様のお通りだい」は、手塚治虫虫プロがアニメ化を担当した。

★テレビ版「ハリスの旋風」の主題歌

作詩/いしいたもつ

作曲/淡の圭一

歌/尾藤イサオ

 

ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガラガッタ

国松さまのお通りだい

屋根の子猫さん 今日は

町のおまわりさん 今日は

うじ虫 弱虫 今日は

ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガラガッタ

国松さまのお通りだい

 

ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガラガッタ

国松さまのお通りだい

どぶのねずみさん 今日は

街の街路樹さん 今日は

にが虫 泣き虫 今日は

ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガラガッタ

国松さまのお通りだい

 

ハリスの旋風 ハリスの旋風

ハリスの旋風

★テレビ版「国松さまのお通りだい」の主題歌

作詩/いしいたもつ

作曲/淡の圭一

歌/山本 喜代子・スタジオ・コーラス

 

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

国松さまのお通りだい(オッス)

正義の味方のお通りだい

となりの番長やっつけて

そのとなりの番長やっつけて

そのまた となりの番長やっつけって(アラマッタク)

おチャラが怒って エッサッサエッサッサ

カァカァ カラスのカンザブロー

 

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

 

弁当もおやつも三人前

となりのラーメン平らげて

そのとなりのラーメン平らげて

そのまた となりのラーメン平らげて(アラマッタク)

おチャラに見られて ヘラヘラヘヘラヘラヘ

タンタン タヌキのスッポコポン

 

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

 

宿題テスト多すぎる

となりの先生やっとくれ

そのとなりの先生やっとくれ

そのまた となりの先生やっとくれ(アラマッタク)

おチャラにたのんで ホイサッサホイサッサ

トントン トンビのピューヒョロロ

 

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ

ドンガ ドンガ ドンガラガッタ