飛び出す絵本「国松さまのお通りだい」Part.6

★「国松さまのお通りだい」(とびだすえほん)P.7、8の映像と本文

<本文>

「やだよ やだよ おれは 注射は きらいなんだよーっ。」

国松くんが ふとんの中から ひめいを あげています。おいしゃさんが、太い注射を 

だして、にやりと、わらいました。

じつは 国松くんは、おなかをこわして 学園を やすんだのです。

「国松くん だらしが ないわよ。」おみまいに きた おチャラが いいました。

「そうだよ、あんちゃん。いせいよく ブスッて、やっちゃいなよ。」

アー坊は、いいながら ふとんを めくりました

「ああっ!!」みんなが いっせいに さけびました。ふとんの 中には 大きな

たいやきが かくして あったのです。

「エヘヘ・・・」国松くんは、てれて ふとんの中に もぐって しまいました。

「国松さまのお通りだい」(とびだすえほん)P.7、8の解説

 本を広げると石田家が飛び出してくる。お腹をこわして休んだ国松くんを心配している家族と朝井葉子(オチャラ)。ふとんに寝ている石田国松。その前で大きな注射器を構えているお医者さん。そのそばには、見舞いに来た友達とお父さんと弟(アー坊)の二人の心配顔。ふとんの中に隠しているたい焼きを猫が狙っているぞ。

<登場人物>

  • 石田国松
  • 朝井葉子(おチャラ)
  • お父さん
  • お母さん
  • アー坊
  • 石田家の家族(弟など)
  • 古谷先生(お医者さん)
  • メガネ(野球部員)
  • 見舞いに来たハリス学園の友達

<登場場所>

  • 石田国松の家

<登場するしかけ>

  • 国松くんが寝ているフトンの下にいる猫を前後に動かす絆創膏を貼って寝ている国松くんがフトンから飛び出してくる