飛び出す絵本「国松さまのお通りだい」Part.４

★「国松さまのお通りだい」（とびだすえほん）Ｐ.３、４の映像と本文

＜本文＞

　「うおっ!!」「いやーっ」

　ここは、富士見が原。さっきから、すごい　気合がきこえてきます。

ハルス学園で　おそれられている　番長グループと、国松くんの　決とうが　始まって　

いるのです。

番長の　子分たちは、もう国松に　やられて、のびて、しまいましたが、さすが番長だけは、大きなからだで　がんばっています。

「いくぞっ　チビめ。」

番長は　丸太の　ような　しないを　国松の頭に　ふりおろしました。

その　しゅん間。国松は、「お面っ。」と、番長の顔を　うちました。

「ま、まいった。」番長は、もう動くことが、できず、国松に　あやまりました。　

★「国松さまのお通りだい」（とびだすえほん）Ｐ.３、４の解説

　本を広げると、大きく飛び上がって竹刀を振りかぶっている石田国松が現れてくる。中央には大きな竹刀を持った番頭が横たわっている。その前では、国松にやられた番長の子分たちがすっかり伸びてしまっているようだ。なかには、頭に大きなコブができた生徒も。

＜登場人物＞

• 石田国松
• 番長
• 番長の子分たち

＜登場場所＞

• 富士見が原（富士見河原）

＜登場するしかけ＞

• 前列で倒れている生徒の右端にある矢印を前後に動かすと右側の生徒がいる痛がって様子が現れる。