飛び出す絵本「赤胴鈴之助」Part.7

★「赤胴鈴之助」(とびだすえほん)P.9、10の映像と本文

<本文>

 「おとうさま、鈴之助さん とっても つよかったのよ。」

 鈴之助が 鬼面党たちと 勇しく たたかった ようすを、さゆりは、千葉周作

とくいになって おしえて います。門弟の人たちも だんごを たべながら、さゆりの はなしを かんしんしながら きいていました。

「いやだなあ、さゆりちゃん。もう そんな はなしは やめて、おだんごでもたべようよ。」

 鈴之助は、てれくさそうに いうのでした。

鈴之助、わるいやつを やっつけるのは よいが、剣は 正義の ためにつかうのだぞ。」

「はい、先生。」

 鈴之助は 明るく こたえるのでした。

赤胴鈴之助」(とびだすえほん)P.9、10の解説

 本を広げると「団子屋茶屋」が現れる。本の中央では、長椅子に座って、鈴之助とさゆりがおいしそうに団子を頬張っている。

 左の手前では、お茶を美味しそうに飲んでいる千葉周作先生。右手には、千葉周作道場の門弟たちが同じように団子を食べている。

 左手奥には、女性のお客がいる。店には、のれんがかかっていて、お店の人が湯飲みにお茶を入れてお客へ出そうとしている。

 稽古の帰りに、みんなで団子を食べているのどかな様子だ。

<登場人物>

<登場場所>

  • 道場の近くにある団子茶屋。

<登場するしかけ>

  ・なし。