飛び出す絵本「なんたって18歳」Part.3

★「なんたって18歳!」(とびだすえほん)P.1、2の映像と本文

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<本文>

「みんな 一れつに ならんでね。」

「はぁい。」「はーい。」

 まどかが いうと、みんな かわいい声で へんじを します。きょうは、

すみれ幼稚園のえんそくです。かわいい おともだちが、多ぜい います。

「みんな おとなしく おねえさんの いうことを きくのよ。」

 みおくりに きている おかあさんたちが ちゅういしています。

「みんな、のったね、じゃあ出発するよ。」

“ブ ブウー” 運転手は、まどかと なかよしの 本田卓丸です。

 たのしい わらい声を のせてバスは 出発しました。

「なんたって18歳!」(とびだすえほん)P.1、2の解説

 本を広げると真ん中にドーンと主役の「青木まどか」が勤めているKm観光のバスがあらわれる。バスの大きさを表現するために遠近法を利用して後ろが小さくする工夫されている。バスの運転席ではまどかの同僚の「本田卓丸」がハンドルを握っている。すみれ幼稚園の園児たちは、遠足に出かけるためにお母さんたちといっしょにバスを囲んでいる。

この本の発行は1972(昭和47)年。昭和40年代を反映して母親のなかには、着物姿で見送りしている人もいるようだ。

バスには、すでに乗り込んでいる園児もいる。バスの前にはまどかが園児をバスに乗り込むように案内しているようすが表現されている。

<登場人物>

<登場アイテム>

  • Km観光の観光バス

<登場場所>

<登場するしかけ>

  • なし。