飛び出す絵本「ウルトラ大行進 怪獣オンパレード」Part.5

★「ウルトラ大行進 怪獣オンパレード」(とびだすえほん)P.5、6の映像と本文

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<本文>

ゴオーッ!

新幹線がきもちのよいスピードで、大阪にむかっているときでした。とつぜん、

ぶきみな音がして、地面が大きくゆれだしました。新幹線は横だおしになり、

人びとは死にものぐるいで、外へにげだしてまた、びっくりしました。

山のような大怪獣ザンボラーが、にらみつけているではありませんか。

怪獣の体から出る熱で、あたりは燃えるような暑さです。

「きゃあーたすけてー!!」

人びとは、さきをあらそってにげていきます。

ザンボラーは、まっかな口をひらいてさけびながら、いよいよ大あばれです。

 

ザンボラー(灼熱怪獣)

生れ   鎌倉

身長   40メートル

体重   2万トン

特徴   鎌倉の土地開発に怒って出現。

全身溶こう炉のように、皮ふから光線を発して敵を倒します。

マグマをエネルギーにして手の熱だけでも十万度をこえ、ふれたものはただちにとけてしまいます。

凍結光線と、スペシウム光線には弱い。

 

★「ウルトラ大行進 怪獣オンパレード」(とびだすえほん)P.5、6の解説

マグマをエネルギーにする灼熱怪獣のザンボラーが大きく飛び出して新幹線を襲っている。新幹線の先頭車両が脱線して大きく飛び出してしまい火災も起きている。後続の車両も勢い余って脱線してしまった。架線の下では、乗客たちはサンボラーが吐き出した灼熱で曲がった線路の上を逃げ惑っている。

ザンボラーは、鎌倉の土地開発に怒って現れた怪獣だ。マグマのエネルギーをもった怖い怪獣なのだ。しかし、鎌倉には新幹線が通っていないので、小田原駅と新横浜駅のあいだで襲われたものと推測できるが、もしかすると鎌倉に近い綾瀬市あたりかもしれない。

 

<登場人物>

  • 新幹線の乗客たち

 

<登場怪獣>

 

<登場場所>

  • 神奈川県南部の新幹線線路

 

<登場乗り物>

  • 新幹線列車

 

<登場するしかけ>

  • ザンボラーの口の部分を上下に動かすと、口の中の大きなキバが見える

 

<画>

  • 伊藤 展安