飛び出す絵本「アタック№1ライバルをたおせ!」Part.6

★飛び出す絵本「アタックNo.1 ライバルをたおせ!」P.7、8の映像と本文

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<本文>

 きょうは、いよいよ対戦の日です。

こずえの 予想どうり 美沢学院の攻撃は すばらしく、

富士見学院は第一 第二セットを とられながらも 気をとりなおし、

第三 第四セットも 接戦をくりかえしながら、いよいよ マッチポイントです。

14対13 1点差とはいえ 油断できません。

サーブ権は、 富士見高校です。ここで、点が入れば 富士見高校の勝ちです。バーン!石松こと石原松子が、サーブしました。

バシッ! 美沢チームの前衛が レシーブしました。

 

次のしゅんかん、ネットぎわの 大沼が トスをしたと おもうと、

「だあ」とこずえは、とびあがり、ネットすれすれに、スパイクしました。

こずえ とくいの 機関銃攻撃です。

「あっ」美沢チームが、声を あげたときは、ボールは キャプテン 三原由美子の 

足もとで はずみました。ピーッ、ホイッスルが ひびきました。

「ワーッ」場内に われるような かん声が あがりました。富士見高校が

勝ったのです。

 

★「アタックNo.1 ライバルをたおせ!」(とびだすえほん)P.7、8の解説

本を広げると、富士見高校美沢学院とのバレーボール大会の対決の場面が飛び出してくる。コートにはネットが張られている。右側のコートは、キャプテンの鮎原こずえを中心に富士見高校のバレー部メンバー。左のコートには、原由美子キャプテンをはじめ美沢学院の選手たちだ。コートの外では、体育館の観覧席で両校の応援合戦が始まっている。横断幕や垂れ幕を飾って応援席は盛り上がっている様子が見て取れる。

コートでは、鮎原こずえの強烈なスパイクが美沢学院のキャプテン原由美子の足元に決まった。審判がポイントを認めて左手を挙げている。富士見高校の勝利だ。

本のなかで「富士見高校」のことを「富士見学院」と言い間違えている。ちなみに、鮎原こずえが通っていた中学時代の学校の名前は「富士見学園」で、「富士見学院」ではない。高校は、富士見高校だ。この本は、第六版。六版まで、誰も気がつかなかったのだろうか。

<登場人物>

  ・鮎原こずえ

  ・石原松子(石松)

  ・大沼(大沼みゆき)

・富士見高校バレー部メンバー

  ・三原由美子(美沢高校)

  ・美沢高校バレー部メンバー

<登場場所>

高校バレー静岡大会開催の県立体育館

<攻撃技>

  ・機関銃攻撃

<登場するしかけ>

  ・右にある矢印を左右に動かすと鮎原こずえはじめバレー部メンバーの上半身が動いて攻撃の様子がうかがえる